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睡眠時無呼吸症候群(SAS)

ひどいイビキ、寝覚めが悪い、日中眠気が出る などの症状はありませんか?

そんなあなたは、睡眠中に呼吸が止まっている可能性があります。

睡眠時無呼吸症候群であるかを確かめるためには、検査が必要です。

検査には、簡易検査(アプノモニター)と脳波まで調べる精密検査(PSG)検査の2種類があります。

最初はまず簡易検査のアプノモニターで検査します。ご自宅で、寝ている時の血液中の酸素濃度や呼吸の状態を検査します。

 

鼻づまりがあると、無呼吸がひどくなりますので、鼻の治療も一緒にやっていきます。飲み薬や点鼻薬での治療です。

患者さんに鼻づまりの自覚はなくとも、こちらからみると「鼻の空気の通り道が狭いなぁ」と思うことが度々あります。その場合にも、鼻の治療をおすすめします。

大人の場合はそんなに多くはないのですが、時々、口蓋扁桃が大きすぎて無呼吸の原因になっていることがあります。口蓋扁桃は、口をアーンと開けると見える、いわゆる「扁桃腺」です。その場合には口蓋扁桃を手術でとることをおすすめします。病院さんにご紹介してやってもらいます。全身麻酔の手術でおそらく1週間程度の入院が必要になります。

 

簡易検査(アプノモニター)も精密検査(PSG)も、どちらもご自宅での検査が可能です。

検査装置と装置の装着方法を書いた説明用紙が、検査会社からご自宅に送られてくるので、それをつけて寝てもらいます。

簡易検査は二晩連続(念のため)、精密検査は一晩だけの検査です。

簡易検査と精密検査の大きな違いは、精密検査の方は脳波も記録することです。

検査が終わったら装置を返却してもらいます。

結果はクリニックに送られてくるので、結果がきたらこちらからお電話を差し上げます。

ご都合の良い時に予約を取っていただき、結果を聞きにいらしてください。

簡易検査は3割負担で2700円、精密検査は3割負担で12000円くらいです。

(検査会社へのお支払いはありません。)

 

マウスピースが有効だと思われる人は、お近くの歯医者さんで作ってもらいます。

こちらからお手紙を準備しますので、それを持って歯科に受診し、睡眠時無呼吸用のものを作ってもらいます。

それをつけると、顎が前にでるような格好で固定されるので、喉の空気の通り道が広くなり、無呼吸が軽減します。

 

 簡易検査(アプノモニター)で、1時間に40回以上の低呼吸・無呼吸がある方、精密検査(PSG)で1時間に20回以上の低呼吸・無呼吸がある方は、保険でCPAP治療ができます。

CPAPは、鼻にマスクをつけてもらって寝る治療です。マスクの先には機械がついていて、寝ている時に呼吸が止まったり止まりそうになったりしたら空気を送って無呼吸を防いでくれます。CPAPの治療をするには、少なくとも初めのうちは月に1回の受診が必要です。その際の診察代は5000円くらいかかります。

お金のかかる治療ではありますが、睡眠時無呼吸症候群の患者さんは「起きている時にはとても苦しくてできない程の息こらえ」を夜中に何度もしています。それは身体(とくに心臓や血管)にとても負担なことです。毎晩毎晩そんな状態が続くと、5年先10年先に心臓の病気、血管の病気(心筋梗塞、脳梗塞、高血圧、不整脈など)になる確率が何倍にもなるといわれています。これらは命にかかわる重大な病気です。睡眠時無呼吸はしっかり治療していきましょう。

 

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