院内設備
医療設備
一酸化窒素ガス分析装置 NIOX VERO

喘息の診断や“気道の炎症状態“を評価する、新しい機器を導入いたしました。
この機器では、吐いた息に含まれる一酸化窒素(NO)の濃度を測定し、気道の炎症状態を評価します。炎症の程度が分かれば、それに応じて薬の投与量を増減することも可能なため、治療の効率化にもつながります。
喘息になると濃度が上昇します
気道に炎症が起きると(気道の粘膜を構成する)上皮で誘導型一酸化窒素合成酵素(iNOS)というNOを作る酵素が増えます。そのため吐いた息のNO濃度を測ることで、結果的に炎症の程度がを知ることができます。
検査は簡単
検査は6秒以上息を吹き込むだけです。測定開始から結果表示まで約1分30秒で完了します。
風邪をひいた後は、せきだけが治らずに続くケースが多く、患者の約30%は本格的なぜんそくに移行します。早期に適切な治療を始めれば移行の確率を下げられるため、ほかの慢性的なせきと鑑別できる呼気NO測定への期待は、大きく膨らんでいます。
呼気NO 低値(成人25ppb未満、12歳未満の小児20ppb未満)
- 気道の好酸球性炎症の存在はありません。
- 喘息症状のある患者さんの場合でも、ステロイドホルモン吸入薬の適応はあまりありません。
- 喘息以外の原因を探る必要があります。
呼気NO 中間値(成人25~50ppb、12歳未満の小児20~35ppb)
- 気道の好酸球性炎症の存在はありますが、軽度です。
- 解釈には注意が必要です。
- 吸入ステロイドホルモン剤を開始し、呼気NO値の変化を追う必要があります。
呼気NO高値(成人50ppb以上、小児35ppb以上)
- 明らかな気道の好酸球性炎症の存在があります。
- 喘息の症状がある患者には、ステロイドホルモン剤の吸入の効果があります。
- アレルギーの原因物質を探る必要があります。
CT

短時間で正確な診断が可能のため、
耳鼻咽喉科用頭部X線CT装置を導入いたしました。
CT(コーンビームCT)のメリット
聴力検査機器

聴力検査 音の聞こえを検査します
ティンパノグラム 鼓膜の動きを検査します
耳管機能検査 耳管の通り具合を検査します
アレルギー検査機器 ドロップスクリーン A-1

痛くない指先からの採血で検査できるアレルギー検査機器です。検査時間は30分で41種類の結果がその日のうちに結果がわかります。採血の難しいお子様など1才から対応しています。もちろん、痛い採血が苦手な大人の方や、なかなか時間が取れないのでその日のうちに結果が知りたい方などもいいと思います。